恒例の記念撮影! 皆さんの充実した顔には、戦い終わった
アスリートの満足感が
快晴の原宿駅前に響き渡る「お〜ッ」というどよめき。道行く人を巻き込んでの青空の下のスポーツイベント、恒例の「オッシュマンズ・ベンチプレス・コンテスト」が今年も開催されました。今回は30回の記念大会。常連の方も、初参加の方も皆さん、日頃のトレーニングの成果を発揮。白熱した駆け引きとパフォーマンスが繰り広げられました。


黒田具孝さん
(千代田ジム)
全大会で大会委員長を務めたのはこの方です!
実は審判長を務めていただいている黒田さんは、唯一全大会を見て来た方です。「レベルがアップしたのはもちろん、ギャラリーも増えて年々盛り上がりを見せています。青空の下で、ギャラリーに囲まれて、ビギナーの方でも楽しめるような雰囲気の大会はここならでは」とコメントを寄せてくれました。これからもよろしくお願いします。

わずか20名の参加選手でささやかにスタート
オッシュマンズ原宿店がオープンしたのが1985年。その翌年から、ベンチプレスコンテストは始まりました。最初は、参加選手も20名足らず。店頭に通りかかった人を誘ったり、飛び入り参加もOKのささやかなイベントでした。
しかし、第1回目から今日まで尽力くださっている黒田さんの呼び掛けもあって、「千代田ジム」の皆さんを中心に参加選手も回を重ねる毎に増えてきました。また参加された方々が友人や仲間を誘って参加して下さるようになり、10回目を迎える頃には、80名余りの選手が結集してくれるように成長。レベルも飛躍的にアップして、階級によっては国内最高レベルの記録が続出するようになりました。門倉、片瀬、大谷選手などパワーリフティングの全国大会等で活躍されているトップ選手の方も過去には参加、大会を大いに盛り上げて頂いたのも10回大会の頃です。また、砲丸投げやフットボールの選手、プロレスラーなど力自慢のアスリートも参加してくれました。

ゲストポーザーも参加、大会に華を添えてくれました
大会のアトラクションとしては、毎回、小沼選手、宮野選手、飯島選手をはじめ故北村選手などの国内のトップビルダーに、ゲストポーザーとしてお越し頂き、パワフルでファンタスティックなポージングを披露して頂きました。オッシュマンズのベンチプレス・コンテストは、まさにグラスルーツ大会です。
日頃ジムでトレーニングしている仲間が、パワーアスリートが、この日ばかりはオープンエアの中でそのパワーを見せつける場として、楽しむ場として、参加選手みんなで盛り上げてくれるお祭りのような大会です。毎回それぞれの階級で最大重量にトライする選手の試技の場面では、異常な興奮に包まれます。成功すれば、選手だけではなく、多くのギャラリーからも、たまたま観戦している道ゆく方々からも歓声と割れんばかりの拍手が沸き起こります。この瞬間のためにこの雰囲気が好きで毎回参加される選手も多いのです。今後も、スポーツをこよなく愛し、楽しむ人のための大会にしていきたいと、オッシュマンズは考えています。


60.0kg以下級

松本健一郎選手 
記録160kg
2年連続の優勝を飾った松本選手の競技歴は2年半。「週に4,5回はジムでトレーニングしています」

2位 角田正義選手  記録135kg
3位 田中勝之選手  記録120kg

参加:10人
秋山寿光選手/加藤力選手/佐野浩幸選手/高橋勝巳選手/豊田秀夫選手/豊田正行選手/長澤節選手
65.0kg級

兼上頼正選手 
記録170kg
「オッシュマンズの大会には4回出場、すべて優勝しています。今日は調子良かったので、もっと記録が出そうな予感が。」

2位 竹内賢佑選手  記録120kg
3位 松永浩二選手  記録115kg

参加:9人
秋元敏選手/吉田嘉利選手/高橋良典選手/吉田英樹選手/秋山年選手/茂木修選手
70.0kg級

野田俊彦選手 
記録160kg
初出場で、初優勝の快挙を達成。「将来的には競技選手になりたい」という野田選手のベンチプレス歴は5年。

2位 田中勉選手 記録147.5kg
3位 足立篤選手 記録147.5kg

参加:16人
石川貴康選手/牛島敏裕選手/大石直樹選手/岡島裕之選手/小口誠二選手/苅部勇男選手/北畠正樹選手/原和宏選手/原田優選手/渡達也選手/金山俊夫選手/平田眞一選手/小池基久選手
75.0kg級

高村代和選手  
記録172.5kg
2度目の優勝を果たした高村さん「一人の力で、努力次第で成果がでるのがベンチプレスの魅力です」とのこと。

2位 力久博年選手 記録165kg
3位 池上健選手 記録140kg

参加:20
池田博選手/池田良彦選手/伊津美順選手/大澤敬選手/加藤尚司選手/亀井和幸選手/桜井和彦選手/澤木整選手/田中祐也選手/根岸宏昭選手/藤田一昭選手/物江毅選手(24回の最多出場賞受賞)/吉永牧人選手(ご存知タイガーマスク、パフォーマンス賞)/大根田靖選手/田中大作選手/野田賢一選手/辻川忠夫選手
80.0kg級

森川知治選手 
記録180kg
「持ち上げたときの気持ち良さと、トレーニングのストイックな快感」に見せられているそう。関東ベンチプレスコンテスト82,5kg級でも優勝経験あり。初参加。

2位 人見和則選手   記録155kg
3位 川上歩選手   記録150kg

参加:12人
東田義弘選手/今泉大洋選手/上田正憲選手/上村将司選手/斉藤勝彦選手/皿嶋明彦選手/長谷部伸選手/三村研太朗選手/和田啓二選手
85.0kg級

フレデリック・ランバード選手
記録185kg
「出た大会は全て優勝しています」と流暢な日本語で語ってくれました。「200kgに挑戦したときは目の前に星が散りました。来年は上げます!」

2位 東郷雅選手 記録180kg
3位 橋本俊二選手 記録162.5kg

参加:8人
飯島周平選手/影澤英人選手/神宮繁幸選手/長谷川潔選手/渡辺隆俊選手
85.0kg超級

友清強選手 
記録200kg
ベンチ歴はなんと20年。この日最高のの200kgをマーク。3度の優勝。自己ベストは210kgくらいだそうですが、現在肘を痛めているのでこの記録だったとか。「オッシュマンズの大会はギャラリーも巻き込む楽しい雰囲気が好きですね。華があります」

2位 手計学選手   152.5kg
3位 宇野哲弥選手 152.5kg

参加:11人
小笹隆志選手/鵜野誠選手/倉田佳明選手/鈴木武史選手/遠山慎一郎選手/谷井宏彰選手/エスマイル・モラディ選手/松田啓一選手
50.0kg以下級

石井広子選手 
記録65kg
初参加で優勝。「ホームページを観て応募しました」という石井さんは、ご主人に誘われてベンチプレスをはじめたそう。

2位 内田久美子選手 記録62.5kg
3位 広田友子選手  記録60.0kg

参加:4人
橋本れな選手
55.0kg級

井原邦江選手 
記録62,5kg
4回目の優勝を決めた伊原さんも記録にはちょっと不満気味。「自己ベストは67,5kg。今日はベストが出せずに残念です」

2位 酒巻知子選手 記録60.0kg
55.0kg超級

加藤幸枝選手 
記録70kg
去年初参加。そして2回目の今年は初優勝。「記録は自己ベストと同じなので満足です。楽しかったです」

2位 林和美選手 記録65.0kg

東郷太朗丸くん
記録14.5kg
お父さん、2位に入った弟の由羽丸くんと家族で参加。将来が楽しみ!

2位 東郷 由羽丸くん 記録13.0kg
3位神宮慎之介くん/神宮隆之介くん/神宮準之介くん 記録12,0kg

小沼 敏雄/コヌマトシオさん
2002年世界マスターズボディビル選手権大会40歳80kg級優勝。1985、1987〜1999年、日本ボディビル選手権大会優勝で13連覇を達成。さらに1988,1989年アジア男子ボディビル選手権大会でも連覇を成し遂げている日本を代表するボディビルダーです。
山本義徳/ヤマモトヨシノリさん
1969年3月25日生まれ。1994年ミスター東京コンテスト優勝。1998年にはNPCアイアンマンメイデン ライトヘビー級で日本人としてはじめて重量級優勝。2000年には同大会ヘビー級4位、2003年にはNPCトーナメントオブチャンピオン。またオッシュマンズベンチプレス大会無差別級にて15回連続優勝も成し遂げています。
水間 詠子/ミズマウタコさん
1994〜1998、2003年、日本ボディビル選手権大会優勝。1997年ワールドゲーム(フィンランド大会)ライト級優勝。2001年ワールドゲーム(秋田大会)ライト級2位。